こんにちは
WEB担当のSATUKIです。長くて暑い夏

がひと段落しました。
つい1か月前まで昼間は半袖で過ごせていましたが急に寒い日もふえました。
なんだか毎年

秋が短く感じます。
映画「オレンジ・ランプ」上映がいよいよ11月30日です。
ひまわり通信78号ができました。その中でも上映のお知らせを掲載しています。
さて今回
ひまわり通信78号では、焼津市で開催する認知症本人ミーティングの第一回目で、ある方と出会われた時の、さくらさんのおはなしです。
「介護者一年生」この言葉を知るのと知らないのでは全く違うと思います。
認知症介護・認知症の症状と聞くと、問題行動として家族が分からなくなる。突然いなくなって徘徊をする。食事を食べたことを忘れる。排泄介護の大変さなどのイメージが強いと思います。
でも、私の体験ではそういった症状は、認知症になってから3〜5年後くらいに徐々にでてきました。
初期の時は、お互い戸惑い時期です。
認知症本人は自分のおかしな状態に多少なりとも気づいています。
今までできたことができない。わかっているはずなのに分からない。プライドからかそんな状態を周りの人に気づかれたくないと思うのか、こちらが言ったことに異常に攻撃的な反応をします。
義母が何か分からずに戸惑っている時に、これはこうだよ。
教えると、イライラした様子で「私をバカにしてんのかっ!」とよく怒っていました。バカにしているわけじゃ無いのに・・・。
機嫌の良い時は素直に聞いてくれるけれど、怒鳴られると心臓がギュッ〜として委縮してしまい、かなりのストレスになっていて、私は怒られないように、怒鳴られないようにと常に義母の機嫌を伺っていました。
毎日些細な事で繰り返される日常のこんなやり取りに、お互い疲れてしまうのは当たり前です。
今考えると、お互いに先が分からない不安と恐怖心があったと思います。
いつか、介護には必ず終わりがきます。
数年かもしれない。数十年かもしれない。
先が分からないからこそ、力まずに疲れない介護生活を送れるようにしなければ、共倒れになってしまいます。
認知症の初期は特に精神的にきつい時期だけど、本人ミーティングの様に外に助けを求められる場所があるならば、自分に合わなければやめればいい。とりあえず行ってみよう!と気軽に、第一歩を踏み出せばよいと思います。
また、ひまわりの会の様な介護家族会で話をすることで、振り返りやこれから先の予想できる介護を知ることもできます。
どこかで介護の予習復習の話もありました。←ほんとこれ大事なのですよー。
知っているのと知らないのでは、心の持ちようが断然違ってきます。
全く疲れない介護や、大変ではない介護。なんてありませんが、
少しでもそれを回避できるようにすることはできるんじゃないかな。と思います。